高北謙一郎の「物語の種」

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縁日博物館

相変わらずの連想ゲーム的な発想だが、昨日のブログでメリーゴーランドというワードが出てきた時点で、すぐに思い出した。

 

いつか、乗ってみたいメリーゴーランドがある。

 

日本ではなく、フランスにある。

 

縁日博物館のメリーゴーランドだ。

 

縁日博物館

 

 

いやはや、そうカンタンに行ける距離ではない。

というより、そもそも縁日博物館とは?

 

 

これはフランスのパリにある博物館だが、コンセプトが徹底しているというか、演出がスバラシイ。

19世紀、20世紀の縁日の出し物として実際に使われていたものを展示しているそうだ。

 

雰囲気としては、江戸川乱歩の小説とかに出てきそうな感じ。華やかだけど、ちょっと怪しげ。真夜中のサーカスといったところか。

 


「縁日博物館 (Musée des Arts Forains)」@パリ(フランス)

 

 

展示だけではなく、いくつかは体験もできる。

 

で、そんな体験型アトラクションのひとつとしてこの博物館にあるのが、私が乗ってみたいメリーゴーランドだ。

 

いったいどんなメリーゴーランドなのかというと、コレ、フツーは木馬が回るべき場所に自転車が並んでいる。輪を描くように車輪が連なっているわけだ。

そしてその自転車を動かすのは、自転車にまたがった観客たち自身。

そう、このメリーゴーランド、自分で自転車をこいで動かすのだ。

しかも、ウワサによるとかなりスピードが出るらしい。遠心力で自転車も傾くぐらい、とのことだ。

作られたのは1897年。古い。そんなにスピードを出して大丈夫なんだろうか? 浅草の花屋敷じゃあるまいし、壊れるかもしれないスリルまで味わえるなんて。

 

 

個人的にフツーのメリーゴーランドは、乗っていて恥ずかしくなってしまう。乗りながら周りのひとびとに手とか振れるヒトがいるが、私は無理である。照れてしまうので。

しかしホンキで自転車をこげるなら、そんな心配は無用。壊れる可能性を心配する方がまだありがたい。

 

というわけで、というわけでもないのだが、フランスの縁日博物館でメリーゴーランドに乗ってみたい。

まぁ実際のところ、いつになったら行けるのかは不明だ。どなたかこれからフランスに行こうと思っていらっしゃる方、せっかくなので、観光がてら覗いてみてはいかがだろうか?