高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

淡麗グリーンラベル

 

 

突然だが、キリンの淡麗グリーンラベルのCMが個人的に好きだったりする。

 

 


淡麗グリーンラベル 「GREEN JUKEBOX 雪」篇 60秒



以前にもほんのちょっとだけ触れたことがあるが、舞台「サロメ」を観て以来、私は多部未華子さんを天才だと思っている。単純に可愛らしい女性だとも思っているがそれ以上に、絶対的に天才だと思っている。「サロメ」、ほんとスゲーんだっ!

 


で、そんな多部さんが出ているCMだが、コヤツ、驚くほどよく作られていると思う。

 


オープニングの静かな出だし。ジュークボックスのスイッチを押してからの滑らかな曲の始まり。雪を唄った楽曲を夏の蛍のような光で表現したところもスバラシイ。そして歌い手さんが、「あぁいま隣で」と歌うところで隣に座る多部さん。芸が細かい。
ちょっとした視線の交換。会話はないのに想像を膨らませるふたりの関係性。
あげく、トドメのラスト。単に可愛らしいカットを狙っただけなのかもしれないが、あれ、なにか「届かなかったモノ」、「手に入れられなかったモノ」を想像させて、妙に切なくなる。60秒というかぎられた時間の中で、あれほど膨らませることができるんだなと、ちょっと尊敬するぐらいよく出来ている。



このコマーシャル、色々とシリーズでやっているみたいだけど、スゴくいいね。


淡麗グリーンラベル 「GREEN JUKEBOX 夏」篇 60秒




日本のミュージシャンの楽曲は、どうしても個人的に「言葉」に対してシビアに聴いてしまうのだが、それも全然イヤなところがない。声もすごくいい。というか、フツ―にYouTubeとかで聴く原曲よりも声、よくなってない? 高音もキレイだけど低音の太さが全然ちがう。いっそアコースティックバージョン、発売して欲しいぐらい。


そんなこんなで、急に今日はミーハーな感じの話題になってしまったが、以前から気になっていたコマーシャルだったので、せっかくなんで記事にしてみました。

 

 

 


GREEN JUKEBOX 夏篇 雪篇 メイキング







映像、ときどき色気を出して手を伸ばしてみたくなるジャンル。
まぁ私は脚本までだろうな、とは思うけど。